単語学習(語源・類義語・反意語)
前置き
最近英語のニュース記事を読むのですが、
以前と比べて「見たことあるかも」という
単語が増えてきたような気がします。
ここ最近英検の勉強で単語学習するようになってきたらかも。
さて、単語学習って「つまらない」ですよね。たぶん。
単純暗記の繰り返し、になりがち。
そこで一つの工夫として提唱したいのが、「語源・類義語・反意語」を
使った学習方法です。
※予定よりだいぶ長くなったので今回は語源のみで。
本題
語源、類義語、反意語などを載せた本もたくさん出てます。
その気になればネットでいくらでも調べられます。
わざわざ改めて本を買うまでもないかと思います。
語源、類義語、反意語を使った学習法は、
語源、類義語、反意語を全部覚えるのではなく、
「覚えるきっかけ」「理解するきっかけ」として活用していきたいということです。
語源は乱暴に言うと漢字の部首みたいなものです。
英単語は「接頭辞」+「語源」+「接尾辞」みたいな組み合わせで
構成されていることが多いです。
例えば、"import"という単語の場合、
"im"は「中に」という意味の接頭辞
"port"は「運ぶ」という意味の語源
です。
組み合わせると、「(国の)中に運ぶ」という意味から、「輸入する」
という意味になります。
これに"ant"がついて"important"になると、
"im"は「中に」という意味の接頭辞
"port"は「運ぶ」という意味の語源
"ant"は「形容詞化」する意味の接尾辞
なので、組み合わせると、「中に運ぶ、ような?」
→「大事なものを中に運ぶような?(だいぶ強引)」
→「重要な」
となります。
基本的な単語"import"と"important"が同じ成り立ち、つながっている
ということでもへぇ~だと思いますが、まだまだ続きがあります。
"export"は
"ex"は「外に」という意味の接頭辞
"port"は「運ぶ」という意味の語源
→「(国の)外に運ぶ」
→「輸出する」
となります。
他には
"portable"なんかは
"port":運ぶ
"able":可能
→運ぶことのできるもの。
ポータブルっていうカタカナ語にもなってますね。
"report", "sport"も実は"port"の語源から構成されています。
こんな形で「同じ語源」、「反対の意味の接頭辞(in⇔ex)」、「接尾辞」の
組み合わせをいろいろ調べていくとかなり豊富に単語を覚えられることが
わかります。
※できればこの辺は図やチャートにしてみたい。
語源学習のメリット
・学習の幅が広がり、好奇心が満たされる
いろいろと発想が広がっておもしろいです。
まるで歴史を読み解くようです。
歴史の年号を暗記するのは苦手だけど、
歴史上の出来事の背景やつながりなどのストーリーを読み解く気分です。
・意味が容易に推測できる
同じ語源だと同じような意味になります。
日本語でも、「魚」へん?の部首のつく「鮭」「鮫」「鰯」「鮪」なんかは
全部魚に関連する言葉というのが想像つきます。
英単語はだいたい語源の組み合わせでできてるので、
初めて見たような難しい単語でもなんとなく想像できます。
語学学習のデメリット?
・まぁ毎度語源とかを調べてたら時間はかかります
単語と意味がまとまった単語帳でとにかく大量の単語を効率良く覚えたい人には
デメリットかもですね。
参考書
英単語の語源図鑑 - かんき出版
イラストが豊富でわかりやすい
[決定版] 語源で増やす英単語 - いつも、学ぶ人の近くに【ベレ出版】
辞書的に使える。単語が多数収録されていてすごく詳しい。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。